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2022.04.28 社員紹介
ーーこんにちは、広報の中出です。今日はベイシスのバリバリの精鋭現場部隊である「エンジニアリング部」を部長としてまとめあげ、統括されていらっしゃいます、大塚 駿(おおつか しゅん)さんにインタビューさせていただきます。大塚さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします!
「こんにちは、大塚です。出身は宮城県で、ベイシスには仙台支店に中途で入社しました。その後東京に転勤し、今ではエンジニアリング部の部長を任せていただいています。今日はよろしくお願いします」
ーーありがとうございます。社内向けに配られる冊子の「管理職プロフィール」で意外だなと思ったのが、大塚さんはご趣味の欄に「ゲーム」と書かれていらっしゃいます。勝手なイメージで大塚さんはハードボイルド!ダンディ!というか、書斎でウイスキーなんて飲まれてそうだな、とか思っていたんですが(笑)
「なんですかそのイメージ!全然そんなことないですよ(笑) 任天堂Switchの『スプラトゥーン』というゲームが好きです。時間があるときはオンラインで日本中の皆さんとチームを組んでやったりとかしてます。他に趣味としては運動全般好きですし、料理、お酒、ドライブなどですね」
ーーめちゃめちゃ意外ですね(笑) 勝手なイメージを持ってしまっていて失礼しました…大塚さんに親しみが湧きました!僕もスプラトゥーン、買おうかな…
ーーそれでは場もくだけたところで(笑) 大塚さんの入社から現在までの経緯をお伺いしたいです。
「私は20代の頃、宮城県石巻市に住んでいました。なかなかの田舎ですし、就職氷河期世代ということもあってその当時の求人に魅力を見出だせず、ひたすらに田舎暮らしを満喫してました(笑)。
ただそんな田舎生活で漠然と、このままではダメだ、将来に繋がるような知識と経験が欲しいと思い、簿記資格を独学で取得し、求人の応募資格要件でヒットした会計事務所の面接に行ったりしてましたが、そもそも会計の仕事に興味が持てないのと即戦力希望の事務所が多く上手くいかず。
また、なにか行動を起こすとき手元にまとまったお金が必要だろうなと思っていて、給与の25%位を毎月コツコツと貯金をしていたりと、当時を振り返るとどうにかして自己成長したいが何をどうやったらいいのか自分では皆目検討もついていない状態で、どうにかしたいと漠然ともがいていました。
そんな中、田舎と東京ではどのような求人の違いがあるのか見てみたいと田舎青年あるあるなことを実行に移します。東京の祖母の家にしばらくお邪魔することにしました。」
ーー紆余曲折の末、上京ということですね。
「上京というより旅行感覚ですね(笑)。結論から言うと、当時の自分は社会経験も検索能力も低く、これだ!と思える求人はありませんでした。ただただ膨大な数の求人を数日眺めていてもしょうがないので、とりあえず東京の会社の雰囲気も知りたいということで面接受けてみようと数社に応募。するとすぐ数社から内定を頂き逆に不安に(笑)。品川にある不動産会社ととある食品会社に内定をいただいて一旦喜んだものの、『東京で不動産業や食品業をやることが目的だったっけ?』と思い直し、一歩立ち返って地元の求人を東京から逆に調べると、そこにベイシスの求人があって。
当時の地元の求人って本当に少なかったんですよ、大きな工務店の営業職の求人とか、どうみても怪しい営業の仕事とか、気合いと根性と友情!みたいなのとかばっかりで、(笑)
そういう中でベイシスの求人を見つけて一発で興味を持ちました。当時の求人内容は『携帯電話基地局の電波の調査の仕事』とあって。その時の私からすれば、何言ってるか全然分からなかった(笑) ただ、なんとなく面白そうだなと思ったんです、だって、まるで意味が分かんないし想像もできないので(笑) 』
ーーなんというか、奇特な動機ですね?普通人は分からないものには忌避感を覚える気がしますが。
「先ほど言ったように、当時の自分には漠然と打ち込みたいものに飢えていて、そこに突然出現した得体のしれないものへの興味があったと思うんです。あえて分からないものに飛び込んでいきたい、みたいな心持ちもあったかもしれません。加えて、お金を稼ぐだけならどう見てもハードな営業やかなり怪しい求人もありましたが、社会人として、きちんとしたサラリーマンになってみたい、という動機もありました。そこで早速応募して面接に行きました。
ーー私も北陸の田舎育ちで、なんとなく大塚さんのお気持ち、分かる気がします!それで、どうなったんでしょう?
「面接は集団面接で、先にスキルシートの記載を求められ、『PCスキル欄に何一つチェックがない』ことで初めて自分のPCスキルの無さを自覚し、場違いなところに来てしまったと青ざめ、その後の面接はスキルが無いのでやる気だけを全面に押し出す謎のスタイルとなり、面接室を出た瞬間には絶望してました。が、謎に内定を頂きびっくりしながら契約処理をしに行くと、『来週から新潟県に一週間行ける?』と当時の支店長から突然訊かれて、『大丈夫です!行けます!』と1秒で答えたけどやっぱり面接あんなダメだったのに受かったのはやばい会社に来ちゃったのかと思いましたね(笑)
それがベイシス入社の顛末ですね。当時はベイシスが7,8期で、ぐんぐんと全国展開をしていった時期でした。なので私は、仙台支店が立ち上がってきてから半年ぐらいでジョインしたメンバーなんです」
ーー吉村さんがよく記者様の取材で、「全国展開を急激に推進した結果、組織崩壊と経営の危機があった」と仰いますが、もしかして大塚さんはまさにその時代を経験された方なのでしょうか?
「入社1年後位にリーマンショックがあり、全国的に売り上げが落ちて、早期希望退職者が募られました。その他にも危ない時期は何度かあった用に思えます。特に2015年頃は業界が一気にシュリンクして手の打ちようがないほどひどい状況で、そのピークの時期に思いもよらぬタイミグで支店長になったので、かなりハードな思いをしました。赤字を止める策を全部打って、職人の方々には、申し訳ありませんが仕事がないんです、と頭を下げて。得意先には赤字PJについてはこれ以上お手伝い出来ませんと平謝り行脚したり、長いこと努めて頂いていた契約社員の方には継続不可でお辞めになって頂く…という経験をしました」
ーー今のベイシスしか知らない私には、充分に想像なんてできないような状況とお見受けします。ひとつ疑問が湧いたのですが、なぜ大塚さんは引き受けたらものすごく苦労するであろう事がわかっていた当時の支店長のポジションを受けたのですか?
「入社当時の支店長が、私から見ると物凄く仕事を頑張る方だったんですね。朝は早くから夜は誰よりも遅くまで、血と汗にまみれるように仕事をしていて、誰よりも動いて、誰よりもみんなのために時間を使って対応してって感じで。ちょっと恐ろしく感じましたね(笑)。なんでこんなに仕事を頑張れるんだ?なぜこんなにボロボロになっても全力でやれるんだ?と。
でも自分が支店長の任を打診された時に僅かながら理解できました。自分がその役割を担うことで現状から最短で改善して建て直そう。そのために今の自分を大きく超えてでも頑張ろう。一緒に創ってきた仲間のために自分のできることを最大限やろう。と強く思えました。そして当時の彼(支店長)も立上げ期で右も左も分からない状態でこんな気持だったのかな?って想像しました。多分人それぞれちがうと思いますけど(笑)。」
ーーそうやって、何か自分が「こう在りたい」と思わされるような、未来の旗印になるような方に出会えたのは素敵ですね!
ーー続いては、エンジニアリング部の部署の業務内容についてお伺いしたいです。
「簡潔に言えば、『工事を含むフィールド系請負業務全般』というところです。電気通信工事や、軽作業全般です。クライアント様としては、主には携帯電話のキャリア様、そして通信建設工事会社がいらっしゃいます。その方たちにお仕事を頂き、通信項工事や機器据付対応などをします。
具体的なところでいえば、コンクリート柱を用いた無線基地局を建てたり、ビルの屋上に無線基地局を設置したりとか。大きな鉄塔は管掌ではないのですが。他にも様々なショップにWi-Fiを設置したり、大きい所では、サッカースタジアム全体のWi-Fi環境を整えるため、端末を数百台設置したり、とか。そういうことをやっています」
ーーよく分かりました、ありがとうございます!もしエンジ部へのジョインを志す方がいたとして、その方に、この部に入るにはこれだけは覚悟してほしいと、言い含めておきたいことはございますか?
「なかなかにハードだということです。個人個人にも責任が降りかかる仕事ですから。上司のフォローがあるから、適当にこなしておけばいい、なんてことは全くなくて。加えて、誰かに何かを言われてやってればいいというスタイルではやっていけないと思います。
自立して、独立して業務に向かわなければやっていくのは難しいです。もちろん、初めからそういう風にやっていける人なんていませんから、大切なのはマインドの持ちようとして、例えば一度教えられたものは、次からは自立して、独立してやっていくんだ!というような心持ちでいてほしいと思っています。
もちろん分からないことは気兼ねなく周りに聞ける環境はあります。だからこそ、『分からないからやってません』というようなことはあってはならないと思います。分からないんだったら『秒で』聞きにいきなさい、ということです(笑)」
ーーそんなストイックなエンジ部ですが、この部に入ったことによってつく力、得られるスキルはどういったものがありますでしょうか?
「通信工事の一気通貫した知識が身につくというところです。請負仕事なので受注から施工、検収(精算)、といった、仕事の一連の流れを経験し、身に着けることができます。担当として、ひとつのプロジェクトの『ヒト・モノ・カネ』に触れられるんです。ある程度知識を身につけ経験を積めば、営業担当と同行してお客様に依頼を伺い、金額を決定し、どちらがどこまで責任を取れるのかという範疇を決定したりだとか、まさにプロジェクトが0から1に生まれるところを間近で学べます。この技能があれば、たとえベイシスでなくとも、「エンジニア」として食べるに困らないと思います。」
ーー私のひとつ上の先輩もそうおっしゃっていました。極めれば、一生どこでも食べていける仕事、だと。
「例えば予算を立て、見積金額を出すとしても、工期を決定するとしても、それは工事の内容を全部把握していないとできないことです。エンジ部は、お客様である携帯電話キャリアの方と、共にプロジェクトを推進する協力会社様(ベイシスパートナーズ)の二者の間に立って仕事をします。その両者と商談をし、折衝を担当する。工事に責任者として入る。こうしていれば、自然と通信工事についてはワンストップで学べますよね。これは請負業務をやっていないと学べない部分かなと思います。
加えて経験というところでいえば、能力が向上し、扱う工事量が増えると、億単位の仕事をできるという魅力もあると思います。1人で億のお金を動かす規模のプロジェクトを推進する、というのは得難い経験ですし、それがエンジ部の魅力ではないでしょうか。
ーーエンジ部の一般社員の方が管理職として昇進していくには、大塚さんはどういうことをその方に求めますか?
「一言で言います。圧倒的責任感、です。何に、というのは次に挙げる3つです。ひとつは、『安全と品質』に対する責任。これを持っていなければまず工事そのものをすることはできません。そして、『納期』に対する責任。お客様に頂いたお仕事を期日に間に合わせるという強固な意思と執着心です。最後に、『育成』ということ。これは組織に対して、人材に対して、両方ですが、部下を自分のレベルまで引き上げ、自分の持っているもの全てを身に着けさせるんだという強い気持ちがなければ、私は管理職として不合格だと思います。部下の成長に対する責任を持てているか?ということです」
ーーこの部で活躍している方にはどういう共通点がありますか?やはり、前述の「圧倒的責任感」ということでしょうか。
「それに尽きます。活躍するということは、お客様に喜んで頂くということとイコールです。知見は体験後、勝手についてくるものですから、やはり姿勢、マインドの部分でそういった心持ちで常にいるのかどうかということが肝心です。そこを持っている方は、成長のスピード著しいですし、PMや現場管理者としても結果を出します。」
ーー大塚さんが得意なこと、といいますか、これだけは任せてくれ!というような仕事はどんなものがありますか?
「プロジェクトの立ち上げか、そしてカオスに混迷しているプロジェクトの建て直しですね。なぜ、こんなにうまくいかないんだろう?というところを、分解し、並べ直して、構造的に考え、解決案を導くということが得意です。」
ーー就活生の方からよく伺われることと思いますが、部としての仕事の流れを教えて頂けますか?
「前提として、行う業務によって全く異なっています。
まず建設工事を担当するのであれば、一日現場に張り付くこともありますし、一日現場用の書類を作ってることもあります。先程説明したように、受注から生産のフェーズによってやることが変わるということですね。
他には、モバイル端末のキッティングを受注しているのであれば、事務所に詰めてお客様の依頼通りに業務遂行する、という繰り返しに近い作業があったりします。
総括をすると、ずっと同じ業務をやるわけではないということです。ですから自然に色々な知見が身につきます。バラエティ豊かなことをしたい、という人には向いているでしょうね。反面、毎日繰り返しルーティンワークをやりたいひとには向いていない部署かなと思います」
ーー部長職というのは、大変な責任のあるお仕事だと存じます。どういうポイントを大切にして日々仕事をなさっていらっしゃいますか?
「組織の拡大とポジションの作成、ですね。要は、部下が上がりやすい環境の整備を意識して進めています。加えて、課長やチームリーダーが、自分の持っている能力を部下へ全て受け渡していく、というカルチャーを創りたいと思っています。これは先程述べたことにも繋がりますね。管理職というのはそういう役割であり、そういう風土のある組織は自然と大きく強く成長していくと思います」
ーー大塚さんの思う、ベイシスの長所、強み、いい会社だなと思うところはどんな部分ですか?
「もちろん部署によりますが、自分が求めれば何の仕事でもやれる、挑戦のカルチャーが根付いていることだと思います。何かひとつのことを『こなす』というような企業ではないですよね。昔から配置換えなどは柔軟にやっていましたし、現在もある『キャリアビジョン申告制度』でジョブチェンジも柔軟にできる。やろうと思えば社員ひとりひとりがフットワーク軽くいられるというのは魅力だなと」
ーー実際にキャリアビジョン申告制度を利用し、現場エンジニアから採用担当にジョブチェンジなさった遠藤さんの記事は以下をご覧ください!
「自分のキャリアは自分で決められる」社内制度を活用、現場エンジニアから新卒採用担当へ
ーーそれでは、ご自身のクレドカードに書いているMission、Vision、Valueをお教えいただけますでしょうか。
「これは『エンジニアリング部』のMission、Vision、Valueと同様のものを設定しています。
Mission:世の中のインフラをもっと便利に
Vision:ICTを駆使する施工DX集団
Value:お客様の「困った」を解決に導くスペシャリストであり続けること
ですね。」
ーーありがとうございます!それでは大塚さんが、これからベイシスに入社してくださる新卒の方、中途入社の方、それぞれに期待することをお聞かせください。
「前提として私は、求められること、期待されていることは新卒の方も中途の方も変わらないという風に思っています。ベイシスの目指す未来に並走してほしい、その目指す未来をともにブラッシュアップし、その先を創っていく人財としてバリューを発揮してほしいと考えています。」
ーー大塚さんは面接で、どういう点を特に注意されてみていらっしゃいますか?
「新卒の方については、ざっくりといえば『やる気』というところです。今から就職をするにあたって、ベイシスのことを調べるために時間をどれだけ割いているか?準備してきているか?ということです。自分が所属するかもしれない会社に対して、どれぐらい考察しているかを色々な質問を投げかけて拝見しています。
加えて、『頑張る気質』でしょうか。我々は責任としても、フィジカル的な面でも、大変な仕事をやっています。それを潜り抜けられるかどうか?それを頑張り抜くマインドをもっているか?というところです。
中途の方は、ご自分が職務経歴等で挙げられた経験とスキルについて確認するために多面的に質問します。あとは人柄含めてクレドマッチしているかどうかを見ています。」
ーー最後に、ベイシス入社を志す方たちへのメッセージをお願いいたします!
「この目まぐるしく変わる情報通信社会の中で、我々はITを駆使してインフラを整備していく立場にあり、最新の技術、最新の通信網を整備し、世の中をアップデートする一端を担っております。ぜひ我々と共に便利で快適な世の中を創っていきましょう!」
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