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2022.03.28 人事
最近「人的資本」というワードをメディアで見かけることが増えました。
一般的に経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」などと言われますが、人的資本とはその中でも「ヒト」の持つ能力などを資本としてとらえた経済用語です。
具体的には、社員が持つ技能・能力・資格等のことを指し、人的資本への投資は、生産力や経済活動への貢献のみならず、最終的には経済的利益につながると広く定義されています。
そして昨今では、企業の市場価値の構成要素が有形資産(モノ・カネ等)から無形資産(ヒト・情報等)に移行していることから2020年8月に米国証券取引委員会が上場企業に対して、人的資本に関する情報開示を義務付けました。
上記の出来事やESG経営の広がりをきっかけに日本国内でも人的資本などの情報を開示することが求められるようになってきたことでメディアでも頻繁に取り上げられるようになったわけです。
このような時代背景の中、弊社の「人的資本」に関する私の考えを書きたいと思います。
弊社のビジネスモデルは、設備等の有形資産をほとんど必要とせず、ヒトやソフトウェアなどの無形資産が大半を占めます。
そう考えると弊社の持続的な成長を実現していくためには「ヒト」が最も重要であり、人的資本に関する各種指標は弊社の経営において大変重要な指標になると考えています。
そして今後、弊社でも人的資本に関する情報を開示していくことについても前向きに検討を進めています。
ただ、開示すること自体は目的ではなく、人的資本の強化を通じて企業として成長していくことが本来の目的だと思いますので、以下のアクションが必要だと考えています。
・自社の経営戦略に合わせた人事戦略の検討・見直し
・人事戦略に合わせたKGI、KPI、アクションプランの設定
・PDCAの推進
今後も上記アクションを継続し、引き続き企業価値を高めていきたいと思います。