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2020.06.27 独り言
今回はかなりインパクトのあるタイトル。
「都市部の事務系の仕事はなくなるのか」
です。
なぜ、このタイトルにしたのか。
それは今回のコロナが起因しています。
私は5〜6年前から事務系で特に単純な仕事は無くなると言い続けてきました。
そして近年はAIやRPAの進化によりその現実性は非常に高まってきています。
そして、今回のコロナがきっかけとなり、AIやRPAに代替できないような人がやるべき事務系仕事も都市部では無くなると思っています。
理由はリモートワークです。
今回のコロナで各社事務系の仕事は在宅勤務などのリモートワークに強制的に切り替わりました。
そして実際にやってみると在宅でも問題ないことがわかってきました。
そのため、昨日の日経新聞朝刊の一面でも記事になっていましたが、大手の事務系派遣会社は派遣スタッフを在宅勤務に切り替えはじめています。
もし事務系仕事は在宅でできるのであれば、このような仕事は今後一気に人件費の安い地方に移っていくことが予想されます。
在宅でできるのであれば、わざわざ人件費の高い東京など都市部の人材を使う必要はなくなります。
ちなみに都道府県別の最低賃金(時給)は以下のとおりです。(2019年度)
<上位>
東京:1,013円、神奈川:1,011円、大阪:964円
<下位>
・青森、岩手、秋田、山形、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄:790円
です。
東京と下位の県では実に人件費が2割以上も違います。
同じ品質で同じ成果がでるのであれば、企業は間違いなく2割安い方を選択するでしょう。
私はこの流れは一気に進むのではないかと考えています。
今後、人件費や家賃の高い都心で出来る仕事は、その高いコストを払っても価値があるような高付加価値な仕事しか残らなくなるのではないでしょうか。